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aska_burnishstone's diaryのコメント集、【他】

【音楽】   L'Arc〜en〜Ciel / 風にきえないで

 

ちょうど自分の部屋を持った時だった。

 

中学3年生の時で、
高校受験を控える中、
父からもらったKenwood
オーディオプレイヤーといっしょに
自分の部屋を持った。

 

その部屋で初めて聞いたのが
l'arc en cielの「風にきえないで」だった。

 

初めて音楽、
一つのバンドにハマった時期だった。

 

私は所謂「キレる17歳」と同年代であり、
エヴァンゲリオン」、「多重人格探偵サイコ
ヴィジュアル系」などの残酷な文化の中で育った。

 

中学の同級生に
エヴァンゲリオン」が好きな奴がいた。

 

日頃、お世話になったお礼として
家にwowowoが入ってたこともあって、
エヴァンゲリオンを録画したものを譲ろうかと
話したところ、「それよりもラルクの1997 reincarnationを
録画してほしい」と言われ、それを録画して完全にハマった。

 

1997 reincarnationは
ラルクの元ドラマーSakuraが覚醒剤使用により
バンド自体が活動休止になった後の復活祭として
東京ドームで開催されたライブだった。

 

結局、彼とは別の高校に進み、
私は録画したビデオを彼に渡さず、
高校1~2年生の頃に
ひたすらそのビデオを見続けた。

 

彼らの後を追うように
それまで発売されたCDをすべて手に入れた。

 

その中でも「風にきえないで」が一番好きだった。

 

その後、ラルクより激しいものを求める中、
メロコアブームが起こって、皆がHi-standard等を聞くようになって
私も聞くようになった。

 

さらに、それでは飽き足らず、背伸びをして
洋楽のNofxRANCIDを聞くようになった。

 

ちょうどその頃、高校2年生だったが
家でインターネットをするようになって、
Kazumaさんという方がやっていたNofxの掲示板や
Ryuさんという方がやっていたRANCIDの掲示板で
とても熱いパンク論が語られていた。

 

それに完全に魅了されることで
私の中でカウンターカルチャーが花開いた。

 

深夜、皆が寝静まったころ、
みんなでパンクというものを通して
自分の人生を語り合うことに面白みを感じた。

 

その時に、なぜか不思議なことに
愛知県で自主レーベルをやっていた
e.a.s.t. peace recordsの首藤さんという方に出会って
どっぷりとハードコアパンクの世界にハメてもらった。

 

【まとめ】 まとめ① - 77のブログ

【音楽】 ブート論争①~パンク・クラスト - 77のブログ

 

鋲ジャンを羽織った

傾奇者のカッコ良さを教えてもらった。

 

大学で上京し、
東京のライブに行くと同時に
愛知のライブにも行くようになった。

 

元ORdERの永山愛樹氏率いるturtle islandの
1st「深海の水のように」を安城夢希望のライブで
店頭発売前に直接購入したことを覚えている。

 

永山愛樹氏は私のカリスマだった。

 

「パンクとは
 パンクであって、パンクであらず」
 を追及する人に憧れた。

 

その過程で、
Abraham crossのDj dischargeに惹かれ
何もわからないのに、テクノを聞いていたこともあった。

 

しかし、
それらすべてを吹き飛ばす
Tha blue herbBoss the mcに触れ
パンクはすべて清算した。

 

【音楽】 THA BLUE HERB / THA GREAT ADVENTURE - MIXED BY DJ DYE - 77のブログ

 

その後、Boss the mc
保守的になったことに嫌気さして
音楽をすべて清算し、哲学にハマっていた。

 

こうやって自分の音楽歴を振り返ると、
音楽というものが私の人生の中心にあったと同時に
結局は私の心を完全に代弁しうるものではないことが
わかった。

 

だが、現在、哲学をしているが
音楽の歌詞を読み、自分の心を代弁しうる言葉を探すように
哲学をしている。

 

学界で有名になったり、
大学教授のポストを欲するわけではないため
論文を書くように、他の学説を相手にして自分の学説の
正しさを証明することに興味がない。

 

他人に自分の考えを理解してもらいたいわけではない。

 

【哲学】 中島義道 / 明るいニヒリズム - 77のブログ

 

詩を書くように、
自分の心を表現することにのみ興味がある。

 

私の関心は昔から何も変わっていない。

 

おそらく
これからも働くだろうが、
生きるために働くだろうが、
働くために生きることはないだろう。

 

最近になって、
自分が何をやるべきか、
自分が何をやるべきでないかが
ハッキリとわかった。

 

15歳の時に聞いた
「風にきえないで」のような高揚は
もう哲学を通じてしか味わえないことがわかっている。

 

 

風にきえないで

風にきえないで

 

 

 

 

虹色に輝く 素敵な瞬間だから

風に吹かれている 君を見ていたい

 


もう一人の僕が ドアをノックしつづけている

見つめていたいから? まだ目覚められない君を

 


あぁ 何もかも全て置いておいで

深い眠りの向こう側へ 今のうちに

 


雨上がりの空に 夏の鼓動が聞こえている

「もう 怖がらないでいいよ」

僕はノックしつづけている

 


あぁ 何もかもただの時計仕掛

歯車の欠けた未来さえ 楽しめるよ

 


lookin' for you

何処までも続く世界から 連れ出せたなら

kissin' your mind

淡く揺られ 空の果てまで たどり着けそう

 


街中にあふれそうな この想い焦がれて

息も出来ないほど 君にこわれてる

 


もういいよ もういいよ

I'm always knocking on your door

もういいよ もういいよ

I'm always knocking on…

lookin'for you

 


何処までも続く世界から 連れ出せたなら

kissin'your mind

手をつないだまま 堕ちてくのも悪くないね

 


街中にあふれそうな この想い焦がれて

息もできないほど おぼれそう

虹色に輝く 素敵な瞬間だから

この風にきえないように 君をつかまえた

 


もういいよ もういいよ

I'm always knocking on your door

もういいよ もういいよ

I'm always…