77のブログ

aska_burnishstone's diaryのコメント集、【他】

【仕事】   成長するということ

若いころ、
もっと勉強しなければと
必死で優秀な人の真似をしてきた。

 

優秀な人と、自分を比較して
私には何が足りないのかを常に考えてきた。

 

最近でも
できる人と自分の差を考えて
その差を埋めるようにしてはいる。

 

が、年を経るとともに
一人一人個性があることがわかると共に
人の真似をしただけでは成長しにくいことが
よくわかってきた。

 

他人と自分を
比較することによって
何が足りないかについて学ぶことはできるが、
その不足をどうやって埋めるかについては
個人の資質による部分が大きいことに気づいた。

 

自分にとって
最も良いパフォーマンスを発揮するには
どうするべきかを考えるが重要である。

 

こういったことは
年を取らなければわからなかった。

 

また、若いころは
自分のスキルが上がるといった自己愛に基づき
成長してきたが、最近になって
責任というものを感じるようになった。

 

「自分がやらなければ誰もやらない。」

 

自分の責任を感じると共に
自分・他人の無責任を感じるようになってきた。

 

他者への憐みを感じて
成長していくことの重要性を感じる。

 

責任というものは
自分を拘束する不自由なものであると
一般に思われる。

 

私もそう感じる時がある。

 

「本当にやりたいこと」があるが
自分がやらなければ誰もやらない以上、
やむを得ず責任を果たす。

 

といった不自由な感覚はあるが、これも程度の問題である。

 

目の前で
死にそうな人が助けを求めていた時に
「本当にやりたいこと」なんて考えるのだろうか。

 

何も考えずに手を差し伸べるのが普通であろう。

 

こういった強度の責任感をもって生きてみたい。

 

そのためにも
責任とは何かを考え直してみたいと思っている。

 

最近は経営戦略本を読んでるため
哲学に対して何もしていないけれども、
私の人生の目的は哲学にあるため
ある程度の見切りがついたら哲学に戻りたいと思っている。

 

私は立派な論文を書いて
褒められたいわけでもないため、
今後とも好き勝手に哲学書をちゃんと読んでいく。

 

関心のある哲学者はレヴィナスとカント。

 

【哲学】 概念の整理 - 77のブログ

 

特にカントに関しては
自力で読み込める自信がないため
中島先生のお力を借りたいと思っている。

 

中島先生の哲学塾カントで作った
講義レジュメを全部買ってカント漬けになりたいと
思っている。

 

そういえば、
中島先生は新しく本をお書きになることを
知った。

 

カントの「悪」論 (講談社学術文庫)

カントの「悪」論 (講談社学術文庫)

 

 
カントの道徳論になるため、
おそらく購入して読むだろう。

 

中島先生がお書きになった
「悪について」もカントの道徳論であったが、
この本はカント倫理学を学ぶ上で、市販されてる本の中で
最も優れていると私は思っている。

 

【仕事】 おすすめの文庫・新書 - 77のブログ

 

中島先生ほど自身の生活感に根差して
学問として誠実に哲学なさってる方は、やはりいない。

そこが私が中島先生に惹かれる点である。

 

【哲学】 中島義道 / 明るいニヒリズム - 77のブログ

 

今後とも中島先生からカントを学んでいきたい。

 

そのためにも
少なくとも私がカントを学ぶまで
どうか死なないでいただきたい。