【読書】 PLATONIC SEX / 飯島愛
おそらく
この事件に巻き込まれなければ
この本は読まなかっただろう。
故・飯島愛さんの自伝。
一度、
この本を読んでみたくて
ブックオフに売ってないか探したところ
どうも売ってなく新品で購入した。
おそらく
ブックオフを探せば
よくある、タレント本の一つとして
簡単に１００円程度で購入できるだろうが、
私にとってこの本は大きい。
以前、書いたように
私はAskaさんが被害に遭っていたものと
全く同様の被害に遭っていた。
盗聴盗撮集団。
最近、Askaさんは
ブログでこの話をしなくなったが、
もうどうでもよくなったものとは私は思っていない。
おそらく準備してるのだろう。
絶対に風化させるわけにはいかない。
被害に遭って亡くなった方のためにも。
これから被害に遭うであろう方のためにも。
そんな思いから、
同様の被害に遭われ、最後は苦しみながら
亡くなられた飯島愛さんを理解したいと思って
この本を読んだ。
厳格な家庭で、
お嬢様として育った飯島愛さんが
全く家庭で愛情を感じられず、非行に走りながら
芸能界で生活をするまでを描いている。
最後は、非行に走り
家を飛び出して以来帰っていなかった実家に
芸能人になってから帰るようになって
家族と普通に会話できるようになっていたが、
なんだかぎこちなく感じた。
実家に帰っても、
家族という血縁に結ばれただけで
本当にそこでは愛情を感じなかったのではないかと
思えた。
売春、中絶、AV出演、整形など
センセーショナルな話題が出てはいるが
当時は非常に驚愕すべきことだったのかもしれないが
現在はそこまで驚くことではないかなと思えた。
が、なぜそうまでさせたか？
と言えば、
女性ならではの虚栄心もあっただろうが
結局はこの人は愛されなかったのだろうと思った。
どこへ行っても
本当の愛が欠けているといった状態。
こういう人をたまに見るが、
私は家族関係に問題の根があるように
思える。
幼少期に愛されなかった
空白を埋めるのはそうたやすくない。
本当に愛されたかったのだろう。
いろいろあったけれども、
最後まで愛されたかったのだろう。
そんな人が
盗聴盗撮事件に巻き込まれ
殺されるとはいったい何があったのだろうか。
この人を理解すればするほど
盗聴盗撮集団を捕まえなければならないという
気持ちを持つ。
誰に相談しても
誰も理解してくれない。
びっくりするほど
本当に誰も助けてくれない。
そんな中、
Askaさんの700番を読む限りでは
信頼できる人には盗聴の相談をしていたようだ。
被害に遭っていたAskaさんですら
初めは盗聴なんて妄想だと思っていた。
おそらく私もそう思っただろうが、
今では無言電話をかけられた電話機から
通話中、聞こえる「プシュッー、ザーザー」といった
盗聴音によって一瞬で盗聴されてるか否かが
判断できるようになった。
（彼らは通話音並びに電話機付近の音声を傍受する）
2017/01/29 デビュー当時から守ってきたことがありました。 - 77のブログ
そうやって
誰にも理解されないまま、
飯島愛さんは亡くなられた。
死ぬ間際、
どんな気持ちだったのだろうか。
同情しても同情しきれず、
私が仮に飯島愛さんより先に被害に遭っていれば
Askaさんを助けたように、
なんとかして助けることができたのにという
後悔の念すら抱く。
2016/11/28 とにかく驚いています。 - 77のブログ
最近、盗聴事件から遠ざかっていたため、
「本当にこのまま指をくわえて黙っていていいだろうか」
という心の声に従ってこの本を読んでみた。
私はもう少し
飯島愛さんのことを知りたいと思う。
そして、
この人の仇を絶対に取りたいと思う。
当初、私はギフハブの死を望まず
逮捕に留めるつもりでいたが、事件が事件なだけに
私はギフハブの死を望むつもりである。
ギフハブが逮捕され、
裁判官がどうジャッジしようが
どうでもよい。
私はギフハブの血を求める。
