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aska_burnishstone's diaryのコメント集、【他】

【哲学】   人生を変える本

 

最近、本当に面白い本に出会えない。

 

最近の出版状況だけでなく

私の勉強不足にも原因があることは

わかっている。

 

なかなかゆっくりと

時間を取ってコツコツ本を読む時間がない

ということももちろんあるだろうが、

年を経たこともあって

小難しい本を時間をかけて読むというのが

たいへんになってきた。

 

これは完全に私の言い訳であるが、

昔に比べて頭が悪くなったなという気も多々あるが

言い訳を並べる前にやるべきことをちゃんとやりたいと

思っている。

 

というわけで、

最近の行き詰まりを打破すべく、

久しぶりにニーチェをちゃんと読みたいと

思っている。

 

ニーチェ全集本巻 全15冊セット (ちくま学芸文庫)

ニーチェ全集本巻 全15冊セット (ちくま学芸文庫)

 

 

毎日1ページだけでもよいから

少しずつ頭で考えながら読んでみたいと

思っている。

 

また、いずれは

カントの三批判書を読み込もうと

思っている。

 

これも少しずつやる。

 

これまで自分のテーマに関連する

学術書を手当たり次第読んできたが、

新しい着想を得られることもあるけれども

表層的な理解でしかないことがあった。

 

それを防ぐべく、

これから大きな本を1ページずつ

ゆっくりと気長に読んでいきたい。

 

やはり人生観を覆されるほど

素晴らしい本に出会った時の衝撃が忘れられない。

 

これまで思ってたことを

概念によって正確に言い当てられた時の

「ハッ!」とした感覚が忘れられない。

 

そんな本を最後に紹介したい。

 

善悪の彼岸 / 道徳の系譜

 

ニーチェ全集〈11〉善悪の彼岸 道徳の系譜 (ちくま学芸文庫)

ニーチェ全集〈11〉善悪の彼岸 道徳の系譜 (ちくま学芸文庫)

 

 

ニーチェであるが、

このルサンチマン論を知った時の衝撃はすごかった。

 

②政治的なものの概念

 

政治的なものの概念

政治的なものの概念

 

 

「自己を肯定する限り、他者を肯定する」

 

これが世俗の掟であり、

ここから人間は抜け出せないということがわかった。

 

③ローマ人への手紙

 

新約聖書〈4〉パウロ書簡

新約聖書〈4〉パウロ書簡

 

 

最も影響を受けた。

 

人生観を完璧に覆された。

 

ニーチェの宿敵であるが、

ニーチェにはまっていた私を完璧に捉えたのはこの本。

 

なぜ岩波文庫から

パウロ書簡」が出ないのか

不思議で仕方がない。

 

というわけで、

正・反・合の弁証法のリズムに乗って

再びニーチェをちょっとずつ読んでいくことにする。

 

なお、もう少しで

アクセス数が30,000に到達するため

このブログのまとめ記事を書きたい。