77のブログ

aska_burnishstone's diaryのコメント集、【他】

【仕事】   MQ会計

以前から

関心のあったMQ会計を勉強したが、

全く難しくなく、飲み込めた。

 

利益が見える戦略MQ会計

利益が見える戦略MQ会計

 

 

実践MQ会計 目からウロコの経営術

実践MQ会計 目からウロコの経営術

 

 

いろいろとMQ会計の書籍は出ていて

レビューも出ているが、前者よりも後者のほうが

要領よく書かれていておすすめできる。

 

簡単に言うと、MQ会計とは

変動損益計算書を若干変形させたようなものであって、

PQ(売価×数量)=VQ(原価×数量)+F(固定費)+G(利益)

と表現し、会計の世界にQ(数量)という概念を取り入れたものだ。

 

この方程式によって

損益計算しましょうというのがその主旨。

 

前者、後者ともに

このことについて論じられているが、

若干書き方が異なる。

 

前者の場合は

MQ会計の方程式を紹介した後に

従来の会計との違いを力説して、いかに

MQ会計が優れているかの論証がされている点に

特徴がある。

 

が、この論証が正しいのかは

正直、疑問が多く、著者は本当に会計がわかってるのかと

疑問をつけたくなる点も多々ある。

 

後者の場合は

MQ会計の本質を序盤で端的に説明した後に

残りの章を使って様々な具体例の検討をしている。

 

上記の2冊が本屋にあったら

どちらを買うかと言えば私は断然後者を取るが、

どうも後者の人気が低い。

 

それに比して、

最近何かと話題の「ファイナンス思考」の

参考文献に載ったこともあって、前者は評判が良い。

 

ファイナンス思考 日本企業を蝕む病と、再生の戦略論

ファイナンス思考 日本企業を蝕む病と、再生の戦略論

 

 

私はこの世間の評価自体には少し疑問符がつく。

 

そして、実際に両者とも読んだ感想としては

MQ会計の元ネタである、この本を読むだけで十分といった形。

 

人事屋が書いた経理の本

人事屋が書いた経理の本

 

 

この本はいい本である。

若干説明不足ではあるが、本質が書かれており

たいへん優れている。

 

MQ会計だけでなく、

資金繰りについても触れられていて

ちゃんと血肉にできれば力になることは間違いない。

 

けっこう古い時代に書かれた本ではあるが

たいへん優れている。

 

こういった本をもう一冊知っている。 

 

企業参謀 (講談社文庫)

企業参謀 (講談社文庫)

 

 

大前研一さんのたいへん有名な本であるが、

巷に溢れる戦略本の原点になった本であろう。

 

これもたいへん素晴らしい。

 

日本経済が明るかった時代の本であるからか

両者ともとても強く、生命力溢れんばかりに未だに生き残っている。

 

こういう本は

ぜひとも古典として残していただきたい。

 

私はこれから税理士の勉強をするため

読書する時間をなかなか作ることができないが、

こういった古典を大切に読む時間を少しだけでも作ろうと

努力したい。

 

【経営戦略 × 管理会計

 

スキマ時間で、この分野を極めたい。