77のブログ

aska_burnishstone's diaryのコメント集、【他】

【哲学】   連続創造説について

 

連続創造説という考えがある。

 

私の一生の全時間は無数の時間に分割することができ、しかも各々の部分は残りの部分にいささかも依存しないのである。私がすぐ前に存在したということから、いま私が存在しなくてはならないということは帰結しない。そのためには、 ある原因が私をこの瞬間にもう一度創造するということ、言い換えれば、私を保存するということがなければならないのである。

 

これはデカルトの第三省察に基づく。

 

省察 (ちくま学芸文庫)

省察 (ちくま学芸文庫)

 

 

この説に非常に興味がある。

私がこれまで考えてきたことに引っかかるものがある。

 

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【音楽】 Cocco / Heaven′s hell - 77のブログ

 

直線で表現される時間ではなく、

仏教で言う「刹那滅」と表現されるような

一瞬一瞬生まれては滅びる時間イメージである。

 

神が一瞬一瞬創造しなければ

時間は存在せず、私すら存在しないであろう、といった考えである。

 

この説に興味を持って

先日、デカルトの「省察」を買ってきたが

まだ読んでいない。

 

中島先生に寄りかかりながら

カントの3批判書を読み解きながら

デカルトの「省察」を読んでいきたい。

 

【哲学】 中島義道 / 明るいニヒリズム - 77のブログ

 

そういえば、

中島先生の最終的な境地も

連続創造説だったな。

 

不在の哲学 (ちくま学芸文庫)

不在の哲学 (ちくま学芸文庫)

 

 

連続創造説だけでなく、

レヴィナスの考える「無限」の概念は

デカルトに着想がある以上、いずれちゃんと

デカルトを読みたいと思う。

 

そういったことを考えながら

いろんな方のブログを読んでみたら、

こんなブログを発見した。

 

連続創造説の起源? | Silva Speculationis ー思索の森

 

このブロガーによれば

連続創造説の起源はデカルト以前に遡り得るそうだ。

 

ファビアン・ルヴォル『西欧思想史における連続創造説の概念』

 

 

残念ながら洋書ということで諦めざるを得ない。

 

私はこれまで様々な本を読んできたが、

こんなことが何回も何百回もある。

 

本当に悔しい思いをする。

 

・外国語ができれば・・・・

・洋書を買うカネがあれば・・・・

 

20代に最低でも英語ができればなという思いがある。

 

こんな私のようにならないように、

若い人は資格を取るのもいいけれども

ちゃんと外国語ができるようになってほしい。

 

趣味が広がる。

友人の輪が広がる。

競争市場が広がる。

世界が広がる。

人生が広がる。

 

もっとやりたいことが増える。